N/OH

2021/03/04 19:53

N/OH - LEDGE. #03

ノウレッジ・ノウの心得。


ノウレッジでは、わたしたちのこだわり、気にかけていること、好きなもの、会いたいひと etc.を紹介していきます。そこになにか、「こたえ(答え・応え)」があるのではないかと思っています。相互作用、情報伝達、意思疎通。私たちの作品は、さまざまなものごととの「反応」でつくり出される揺らぎのようなもの。その揺らぎの「素」をノウレッジで表現できたらと考えています。

 

 



BOTANIZEの横町健さんと語り合った[N/OHのいまとこれから。]



[ Vol.4 ]



新型コロナの影響で生まれた変化

 

――新型コロナの影響でステイホームが日常になりました。植物や植木鉢に対する、一般の人の意識の変化は感じましたか?

 

横町:僕の会社は、飲食事業部でカフェが4店舗と弁当屋さんで、あと植物部門のボタナイズがあるんですけど。やっぱり(2020年は)飲食部門はがた落ちだったんだけど、ボタナイズだけは売上は落ちずに。ECを強化したこともあって植物は伸びたんです。みなさん外に出られない分、ネットで買い物されたり、身の回りに置くものとか、常に身近に見えるものにお金を使ったりするようになりましたね。

 

最初に、プラスチックの鉢とか裸の植物を買って、その次に好きな作家さんの植木鉢を買って、「自分で植え込んで、愛でる、育てる」というのが、コロナ禍で増えてきたと思います。



宮脇:N/OHも新規のお客さんが増えていますね。今までにないくらいオンラインも動いています。

 

直人:僕らが岐阜でやっている企画展は、会場に20人も入ったらいっぱいになる小さなところなんですが、初めての方がたくさん来てくれましたね。名古屋や三重からとか。平日に、「妻には言ってないけど、来ました」みたいな(笑)。

 

――それぞれファンは男性が多いんですか?

 

宮脇:基本、90%以上男性ですね。

 

横町:ボタナイズに関しては、97%くらい男性ですね。コーデックスっていうジャンルのファン層が、圧倒的に男性が多いんですよ。ぼてっとしたフォルムで、一見ちょっと女性から見ると、異様な気持ち悪さがあるような植物も、男性から見ると、昔プラモデルとか怪獣をいっぱい並べていたのと近い感覚があるんですよ。



――初めての人は、どうやってコーデックスを選ぶんですか?

 

横町:最初は、圧倒的にまず見た目のフォルムですよね。少し知識が入ってくると次に種類。「この間これ買ったから、次こんな種類が欲しい」とか。だんだん、お客さんも知識が増えていく。そうすると、次これが欲しいだろうなっていうのがわかるんですよ。植物も育てるけど、お客さんも一緒に育っていく。その掛け合いがすごく面白いんですよ。

 

――だんだん植木鉢もこだわるようになるんでしょうか?

 

横町:3年ぐらい前までは、最初はプラスチックの鉢で、だんだん作家さんの植木鉢に植えるのがほとんどでしたね。でもここ12年で、逆に鉢から入ってくる人が増えたんです。

 

植物を持ってなくて、鉢だけを並べる。空の鉢を、観賞したりコレクションしたりする文化が今できてるんです。Instagramのフォロワーさんを見ても、最近だと香港は、鉢だけ並べてる人がすごく多いですね。アートピースとして植木鉢を並べて飾りたいっていう感覚。僕は、それはいいことだと思ってるし、やりたかったことなんですよ。